【就活小話】甘い言葉にご用心?!企業がスペシャリストを欲しがる理由
聞こえのいい言葉に騙されるな
「わが社は何か一つでも極めた人を募集しています」
「その道のスペシャリストと一緒に仕事がしたいです」
就活生に対して企業が発するこれらの言葉。
「何か一つでもできればいい」
というような意味でしょうが、企業としては
「その道の即戦力が欲しい」
という思い以外に、別の思惑があります。
それは
「変になんでもできるやつが入ってきたら、うち以外でもやっていけるからすぐどこかに引き抜かれてしまう。」
「うちでしか使えないように教育してしまえば、よそには行けないだろうから安泰だ。」
という思惑です。
確かに、経営者側から見ればその通りです。
しかし、このご時世いつ会社が潰れるかわかりません。
その会社でしか使えないスキルのスペシャリストになってしまっていた場合、再就職は困難でしょう。
さらに自分を一つの商品と考えた場合、他の会社でもやっていけるスキルを身に付けている人は自分という商品の価値を高めていることになります。
会社や上司はあなたという貴重な労働力を他に取られることを恐れます。
そうなると会社も、あなたという商品に高値を付けて引き留めようとするでしょう。
会社の言いなりになるのではなく、転職というカードをちらつかせて会社と交渉することができるようになります。
実際、僕の会社でも転職をほのめかした場合とそうでない場合とでは、扱いが全然違います。
「コイツはこき使ってもどうせ辞めないだろう」
と思われてしまったら、まともな扱いは期待できませんよね?
の中で、現在の仕事には不必要なほどのスキルを持っている「オーバースペックな人材」になることを推奨しています。
まあ、茂木さんの場合は僕とは少し違う理由からですが。
ともあれ、「スペシャリスト」という言葉は聞こえがよく、
「他のことはできなくても会社がサポートするよ」
という甘い言葉に騙されそうになります。
しかし、「その道以外のことは何もできない・知らない」状態になってしまうと、会社にどっぷり依存することになり、搾取の対象になってしまいます。
晴れて社畜の仲間入りです。
自由を手に入れたければ、自立しなければなりません。
そのためには時間をかけてでも、今の仕事以上のスキルを身に付けておかなければならないのです。
農薬の臭いが蜂に影響?マルハナバチの嗅覚がスゴイ
農薬でハチが行動不能に?
先日、こんな記事が発表されました。
要約すると、マルハナバチは足の臭いを餌場に付けておくことによって、巣の他の個体が餌場を見つけることができるというもの。
マルハナバチは多くのハウス栽培で、作物の受粉のために利用されています。
しかし、農薬を散布するとマルハナバチがちゃんと飛んでくれなくなったり、最悪の場合大量死してしまうこともあります。
この現象は、比較的ハチと体の構造が近い虫を殺すための殺虫剤だけでなく、殺菌剤でも成分によっては起こりえます。
もちろん、殺虫剤でもハチに影響がないものもあります。
なぜこのようなことが起こるのか?
上の記事を読んだときに思いついたのは、
「ハチの足臭ぇw」
ではなく、
「臭いがキツイ農薬がハチの嗅覚にダメージを与えているのではないか?」
ということ。
一部ですが、においのキツイ農薬はハチにも影響が強いものが多いように感じます。
あくまで農薬業界人の感覚ですが・・・
聴覚が鋭敏な猫はうるさい場所ではストレスを受けてしまいますし、超音波でサメを遠ざけるツールも販売されています。
これと同じようなことがハチに起きていてもなんら不思議ではありません。
農薬を使用される方は、今度からにおいにも注意してみて下さい。
ちなみに農薬の臭いを直接嗅ぐのはおやめください。
あくまで「散布時ににおうかどうか気にしてみる」程度で。
直接嗅ぐと、最悪の場合命にかかわる場合があるのでご注意を・・・
誤って直接吸い込んで、1日中鼻が利かなくなることがありました(現在は回復)。
今まで謎に包まれていた農薬のハチへの影響のメカニズムが、このような研究から明らかになるかもしれません・・・
デキない人ほどお金が必要!?無限に搾取されていく仕組み
自分でできればお金はかからない
自分で好きな食べ物を作ることができれば、食費はかかりません。
自分で子供に勉強を教えることができれば、塾に多額の講習費を払う必要はありません。
自分で健康を管理することができれば、薬や医者は要りません。
能力や時間、社会の目など様々な要因で自分一人ではどうしようもないことがあります。
それを解決するためにお金という対価を払って他人に依頼しているわけです。
しかし、いつしか
「お金を払って他人にやってもらうことが当たり前」
になってしまい、それに依存するようになってしまった今の世の中。
依存された側もお金という目の前の餌に目がくらみ、めったなことでは
「自分でやった方が安上がりですよ」
とは言いません。
結果、自分で問題を解決する能力や時間が無い人ほどお金を使うことになり、衰弱していきます。
こういった人たちはお金に依存しているので、
「お金が無ければ生きていけない」
という錯覚にとらわれてしまいます。
そうなると
「もっとお金を稼がないと」
という思考に陥り、自分で問題を解決するための時間や、能力を得るための時間を失ってしまいます。
「お金を使わないと生きていけないシステム」
からいつまでたっても抜け出せないまま一生を終えることになるでしょう。
お金は所詮道具の一つです。
トンカチと一緒。
トンカチばっかりそんなにいっぱい集めてどうするんですか?
もっと必要なものがあるでしょう?
そら豆の豆苗再生栽培~癒し編~
疲れた社会人のオアシス的存在
今日は帰ってから日課となった豆苗の水替えをした後、1時間ぐらいずーっと豆苗を眺めていました。
途中、
「あー、俺疲れてんのかなぁ」
とか思いましたが、殺風景な部屋の緑の一画から目を離すことができませんでした。
1時間も見ていると、新しい葉が出る時なんかは
「ピンッ」
と芽が震えるので、だんだん可愛く思えてきます。
ベランダでこんなことやってたら凍えてしまいますが、室内水耕栽培なので安心して時間を潰してしまいました。
部屋の中で緑をずっと眺めていられるというのも、室内水耕栽培の醍醐味なのかもしれません。
あと1週間ぐらいでもう一回収穫できるかな?
豆苗の再生栽培の詳細は過去記事にて
玄米豆乳ヨーグルトの失敗と成功の見分け方
失敗すると固まらない
玄米豆乳ヨーグルトを作り続けて早1年。
失敗と成功を繰り返して、ようやく安定生産にこぎ着けました。
成功したか失敗したか見分ける、一番簡単なポイントは固まったか固まらないか。
通常は3~5日ぐらいすると上の写真のように容器を傾けても動かないぐらいきれいに固まります。
1週間を過ぎても固まらない場合は失敗を疑ってください。
ピンぼけてますが、上から見るとこんな感じ。
プリンや豆腐のような滑らかな表面です。
で、失敗すると下のように・・・
なんか、ピンク!
黄ばんでてドロドロしてる!
こうなってくると、においも変なにおいなんですが何よりちゃんと固まりません。
ドロッとはするんですが、容器を傾けると流れてしまいそうなユルさです。
失敗の主な原因は3つほど考えられます。
①容器などの消毒不足
これは結構重要で、うちではこのように水の中に容器とかき混ぜる用のスプーンを入れて沸騰させ、15分ほどぐつぐつやってから使います。
もちろんやけどには注意してください。
使用器具だけじゃなく、キッチン全体や手もきれいにしておかないと成功率は下がります。
②豆乳が古くなっている
賞味期限前でも、一度封を切った豆乳では成功率が下がります。
自信が無いうちは新品の豆乳を用意しましょう。
うちは成分無調整の豆乳でやってます。
③途中でフタを開けてしまった
発酵が進んで乳酸菌が十分に増殖するまでは、決してフタを開けてはなりません・・・
発酵が完了してヨーグルトが固まってしまえば、乳酸によって弱酸性になり雑菌が繁殖しづらくなるのでフタを開けても大丈夫になります。
僕もつい最近、調子に乗ってブログ用に途中経過を写真に撮ろうとしたら失敗しましたw
参考までにこちらもどうぞ
もう少し熟練したら、しっかりしたレシピを作ろうと思います。
農薬業界人がつくウソ
合コン編
職業に貴賤は無いと言いますが、やはり一般的には立派と思われる職業とそうでない職業があるようです。
合コンなどの職場以外の人と初めて会う時、名前の次ぐらいによく聞かれるのは出身地か職業。
僕も就職したての時には、馬鹿正直に「農薬の販売やってます」と答えていました。
しかしやはり相手も人間、ほんの一瞬ですが「農薬」と聞いて嫌そうな顔をします。
本人もそれに気づいて取り繕ったような表情をします。
この一瞬嫌な顔をした後のほんの少しの間がたまらなく嫌で、今では初対面の人には職業をふわっと伝えるか、ばれない程度にウソをつきますw
僕も含めて周囲がよく使っているのは
「農業資材関係」
「医薬品関係」
「化学品関係」
です。
微妙に間違ってないのは、業務内容が少し似ているのでもし仕事のことを聞かれても誤魔化しが利くのと、うそをつく罪悪感を軽減するためですw
・・・まあ、相手がその業界の人だった場合は一発でばれるんですが・・・
もういっそ仕事の話はしないでほしいですが、人生=仕事の式が根強い日本では転職しない限り職業については誤魔化すしかないのかもしれません。
農薬=悪
という意識を潜在意識下まで植え付けたマスメディアの力は偉大だと、常日頃感じております。
【週刊ダイアモンド続報】JAグループ京都のお米はどうなったの?
泥仕合の様相
先日業界を賑わせたJAグループ京都の関連卸業者「京山」の偽装米事件。
あれから結局どうなったのでしょうか?
一時はかなりつながりにくい状態だった京山のHP
ここでは2月28日現在、一連の事件についての対応が第七報まで報告されている。
要約すると、2月16日にJA京都中央会の立ち入り検査を受け、中国産米などの混入が認められなかったことから2月27日に正式にダイアモンド社を告訴したとのこと。
もはやどちらが本当のことを言っているのかわかりませんが、こういう時は感情的にならずに冷静に分析したいものです。
まずはJA京都中央会による立ち入り検査について。
この組織はまごうことなくJAグループ京都の中核組織で、今回矢面に立たされている京山の親会社のようなものです。
週刊ダイアモンドの記事でも共犯のような扱いをされており、現時点でそのような組織が立ち入り検査をしたとしても、信用に欠けます。
容疑者が共犯の容疑者を調べて「無罪だ!」と言っているようなものです。
こういう場合は第3者機関が調査を行うのがスジというものですが、刑事告訴した以上は何らかの外部機関からの調査を受けることになるでしょう。
それぐらいは京山もわかっているはずですから、本当に無罪なのかすでに証拠隠滅が完了しているかのどちらかでしょう。
ただ、ダイアモンド社も記事を掲載した時点でこのようなことになることは予想していたはずなので、今後はどちらが上手なのか見物の勝負になってくるでしょう。
こういった時には、普段から悪者にされがちなJAグループを叩く意見が注目されがちですが、どんな情報も様々な方面から検討される必要があります。
一方向からの情報だけを鵜呑みにしてしまうと真実を見失い、騙されてしまう恐れがあります。
今回の事件では事の真相だけでなく、JAグループとメディアの攻防も追っていきたいですね。