私が見た熊本地震④~益城町の様子~
福岡に避難してすぐ、自分の担当エリアに会社からの支援物資を届けることになりました。
片道4時間かけて。
私の担当エリアには、今回の震災で全国にその名を知られることになった、益城町が含まれていました。
写真をアップしましたが、正直なところ写真やテレビの映像では伝わってこない凄まじい景色を目の当たりにしました。
見たことはありませんが、
「戦争が起きたらこんな感じになるんだろうな」
と、思わせるような景色でした。
家屋は崩れ、電柱は傾き、道は上下に湾曲していました。
取引先の方々でも、未だに避難所の駐車場で車中泊していて、そこから出勤している方もちらほら・・・
それでも今、熊本は頑張っています。
テレビでは舛添さんや北海道の男の子に話題を持っていかれたりして、もうほとんど忘れられているかもしれませんが、復興なんてまだまだこれからです。
ねだるような物言いになって恥ずかしいですが、どうかこれからも支援をお願いいたします。
いつもの風景を知っているだけに、余計に胸が締め付けられる。
「古い建物が多かったから、倒壊率が高かった」
という報道も聞かれたが、新しい家でも地盤から基礎からやられている。
元の風景とのギャップがありすぎて、悲しさよりも気持ち悪さを感じた。
アスファルトが割れ、砂が噴出している。
「液状化」というが、実際は地下水が振動で砂を押し上げて、地上部ではこのようになる。