現実は小説より悲なり
学生時代に読んで、「商人って面白そう!」と思ってハマったシリーズ。
・・・残念ながら、僕はロレンスのような頭の切れる商人にはなれていません。
頭も足りなければ、夢もありません。
そんな暗い話はさておき、この巻は「Side Colors」とあるように、本編とは離れた短編集になっています。
残念ながらロレンスの活躍はあまりなく、ホロとロレンスの甘々なやり取りがメインになっています。
これはこれでホロが可愛くていいんですが、読み終わるとやはり
「現実にこんな女いねーよ~」
と、涙を流したい気分になります。
一体、作者は何を考えて書いているのか。
ホロを可愛く書けば書くほど、現実が灰色に見えてしまうではありませんか!
学生の時分ならいざ知らず、社会人には刺激が強すぎます。
明日からどうやって自分を奮い立たせて出勤すればいいのか・・・
ああ、結局暗い感じの感想になってしまった。