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ミノリガタリ

農薬販売員が農薬の是非について真剣に考えたりするブログ

台湾・高雄旅行記「農業編」

大規模でやる利点

 

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 台湾南部は基本的に「ちょっと前の日本」といった感じの街並みで、少し郊外に出ると結構大規模で農業をやっていたりします。

 

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流石、南国だけあって移動中のバスの車窓から見ただけでも、パイナップル(写真上)、バナナ、スイカ、サトウキビなど、それらしい作物がたくさん植えられていました。

 

特にスイカなんかは日本とは比べ物にならないほど植えられていて、見渡す限りのスイカ畑が広がっている地区もありました。

 

おそらく5haはあったんじゃないでしょうか。

 

そんな中、スイカやパイナップルを収穫?するのは手作業で行われていましたし、農薬散布か散水かをしている人は、機械ではなく背負式動噴でした。

丸山製作所 背負い動噴 GS10R

 

テクノロジーとしてもかなりローテクですが、おそらく農薬自体の散布量も日本と比べて格段に少ないと思われます。

 

データで見るとはっきりわかると思うのですが、ゴミ捨て場に捨てられている空ボトルを見ても、ほとんどが肥料のものであったことからも農薬使用量の少なさが見て取れました。

 

別に、「だから台湾の方が良い作物づくりができている」というわけではありません。

 

単収で見れば、日本の収量の方が多いはずですし、品質も日本の物の方が圧倒的に良いでしょう。

 

レストランなどで出てくるフルーツを見れば一目瞭然です。

 

では、なぜ台湾ではそれほど農薬を使わなくて済むのか。

 

それは、「大規模でやっているから」です。

 

大規模でやると何が良いかというと、まず「同じ面積当たりで養わなければならない人」の数が違います。

 

日本では0.5haで家族4人が生活する分のお金を稼がなければならないところ、台湾などの場合では2haで4人分を稼げば良いという感じでしょうか。

 

この場合は同じ面積当たりの収入が4倍ないと、日本では台湾の収入に追いつけません。

もちろん物価の差があるので、一概には言えませんが。

 

このため、日本では少ない面積で多くの収穫を得て、高い品質を確保するために肥料をたくさん使ったり、農薬を撒く手間をかけないといけません。

 

まあ、この辺は土地柄というのもあるんですが、基本的に日本は農家が多過ぎるのです。

 

話が台湾旅行から脱線してしまいましたが、台湾の農業は(実際は知らないけど)日本に比べてまだまだゆとりがあるという事です。

 

さらに、台湾には日本人技師・鳥居信平さんが作った環境一体型の地下ダムがあり、なんと90年のうちに大きな整備はたったの3回だけという驚異的な記録を誇ります。

 

こちらはまた別の記事で詳しくお話ししますが、とにかく農業については台湾は日本より可能性がたくさんあっていいなと感じました。

 

定年したら南国でのんびり農業しながら暮らしたいなあ・・・

 

たぶん台風で一喜一憂しなきゃならないんだろうけど。