お米1合作るのに使われている農薬量を算出してみた
多い?少ない?
農薬の出荷量と、水田面積、米の収穫量から算出すると、H28年産のお米を1合作るのに使われている農薬は重さにして約1.3g、H27年産では1.4gでした。
データは
と
http://www.jcpa.or.jp/labo/data.html
を参照しました。
これはあくまでも平均で、無農薬や減農薬米も全体の数量に入ってしまっているので、実際に一般的な栽培方法で作られているお米にはもう少し農薬が使われているかもしれません。
1.3gというと、小さじ1/3以下です。
また、有効成分(実際に殺虫・殺菌・除草作用のある成分)はもっと少なく、農薬によって差はあるものの、3割に満たないでしょう。
そのため実際にお米1合に使われている農薬は0.5gに満たないはずです。
農薬の成分には種類によって健康を害すると考えられる量が異なりますので、一概には言えませんが、この数字をどう受け止めるかはあなた次第です。
・・・どうですか?
比べようがないので、どう判断していいか全く分からないでしょう?
結局皆さんは我々農薬業界や関係省庁、食品販売業者やメディアの言っていることを信じるしかないのです。
残念ながら。
騙されたくなければ、人のいう事を鵜呑みにせず自分で色々調べてみることをお勧めします。
ちなみに日本の有機農業の面積は多く見積もっても0.4%。
きちんと審査を受けて有機JASの登録を取っている分だけだと0.2%。
国産農産物で有機栽培のものを手に入れるのがどれだけ困難かわかっていただけるでしょうか?
農薬や化学肥料を全否定するのではなく、きちんと知ってうまく付き合える方法を考えましょう。