ミノリガタリ

農薬販売員が農業・食・健康について考える

【農業改革】農家はブルジョワ?農家出身者が農家のメリットをまとめてみた

補助金とマスコミが農家を不幸にしている

 

農業資材を売る仕事をしていると、必ずと言っていいほど農家さんに

「お前たちは高い給料を貰っていい暮らしができていいのう」

とのお言葉を頂きます。

 

先週なんて

「40〜50万ぐらい貰ってるんだろう?」

と具体的な数字まで頂きました。

 

敢えて言わせていただきましょう、もうすぐ三十路ですがその半分以下の給料でやりくりしております。

 

全員が全員ではないですし、面と向かっていう人はほんの少しですが、それでも年に2,3回は言われます。

もう慣れましたけどね。

 

こういう時は決まって笑顔で

「お陰様で儲けさせていただいております」

とか、

「僕ら現場のペーペーの給料なんてハナクソみたいなもんですわ〜」

と言ってお茶を濁すわけですが、内心は穏やかではありません。

 

 そもそも、「農家が大変」という印象は手取り金が少ないという事に起因しています。

 

しかし農家にはお金に換算できない優れた面があるのも事実です。

 

実家が農家である僕が、サラリーマンと比較して農家でいることのメリットを挙げていきましょう。

 

  1. 定住できる

サラリーマンと違って会社の都合による転勤などがないため、急な異動に怯える事なく暮らせます。

 

住むところが落ち着くと生活も安定するので、結婚や出産、育児なども格段にやりやすくなります。

 

また農家の多くは世襲性で実家住まいか、実家が近くにある事が多いので家賃がかからなかったり、実家からの支援も受けやすいです。

 

さらに田舎は土地も安いので、都会と違って広々とした家に住むことができます。

 

2.生活費が安くすむ

農家は大抵田舎暮らしになるので、物価や家賃が安くなります。

 

また米や野菜農家なら自分が作っている物はわざわざ買わなくてすみますし、自分が作っていないものでも近所から分けて貰ったりして手に入ります。

 

礼儀としてお返しはした方がいいですが、ほとんどの場合見返りを求められたりしません。

 

3.自分のペースで仕事ができる

家畜や作物に合わせて生活しなければなりませんが、自分でそれを選べばある程度生活をコントロールできます。

 

夏場などは暑い日中に仕事をしないで12時から15時ごろまで昼寝をしたりしている農家がほとんどです。

 

近頃は企業でも「シエスタ」と言って昼寝を導入しているところもありますが、農家にとってはそんなものは当たり前です。

 

うちでも親父はよく昼間に寝に帰ってきてました。

 

農家の友達はいなかったので、子供心に

「うちのお父さんはちゃんと働いているのか?」

と不安になったものです。

 

4.嫌な上司に悩まされる事がない

 これが一番大きいのではないでしょうか?

 

自分で仕事のペースをコントロールできることもそうなんですが、サラリーマンにとってストレスになることのほとんどが農家にとっては無関係になります。

 

サラリーマンのうつ病や自殺は聞いたことないけど、農家の自殺なんて聞いたことないでしょ?

 

農家になるとこんなにも良いところがありますし、サラリーマンから農家になった方はそれはそれは楽しそうに仕事をされています。

 

その方曰はく、

「稼ぎは減ったけど、サラリーマンだった頃より充実している。何より仕事が楽しい。」

とのこと。

 

にもかかわらず、なぜ政府やマスコミは「農家の手取りが少ない」と言い続けるのでしょうか?

 

「手取り向上」

を掲げていますが、そもそも農家の手取りが算出されたことがあったでしょうか?

 

農家の皆さん、政府やマスコミの

「あなたたちは不幸だ。だから政府が助けてあげる。」

という言葉を鵜呑みにしてしまっていませんか?

 

自分の幸福は自分で決めて下さい。

 

そこはサラリーマンでも農家でも、YouTuberでもお笑い芸人でも同じです。

 

自分で自分を不幸にするのはもうやめましょう。