ミノリガタリ

農薬販売員が農業・食・健康について考える

本当の支援とは何か?あなたは「ありがとう」と言ってもらえなくても頑張れますか?

風に立つライオン (幻冬舎文庫)

風に立つライオン (幻冬舎文庫)

 

地元から熊本に帰る電車の中で読んだ。

 

東北震災についての章では、熊本地震と重なって涙が出そうになった。

電車内だったので、ぐっとこらえた。

 

「可哀想な被災者」

という文章が胸に刺さった。

 

「被災者が被災者らしくないことを言ったりしたりすると、なぜかがっかりする傾向があります。それは施す者が施される者を見下す視線のような気がします。」(本文より)

 

確かにあった。

気のせいじゃなくて露骨に言われたし、それに合わせてこちらも被災者らしくしないといけない気持ちになってしまっていた。

 

なぜだか避難所では笑ってはいけない気がしていたし、鬱陶しくても心配して連絡してくる人には「心配してくれてありがとう」と言わなければならないような気がしていた。

 

感謝することを期待されていた。

 

いや、実際物資はありがたかったし、励ましの声には勇気づけられましたよ。

 

でも「支援してもらう側」になってみるとやっぱりそういう思惑とかに敏感に気づいてしまう。

 

たぶん、自分が支援する側だったらやっぱりちょっとは感謝されたかったと思うし、今まで「誰かのため」と思ってやってきたことも100%その人のためを思ってやれていたかと聞かれると自信がない。

 

本当の本当にその人のことを思ってできる行動こそが「愛」なんだろうと思う。

 

被災地にはいい人もいれば、ぶん殴ってやろうかと思うぐらい悪いやつもいる。

 

それは被災者だろうがボランティアだろうが関係ない。

 

でも確かに「愛」ある行動は存在する。

 

期待されているよりは少ないし、見えにくいだろうけど。

 

そういう「愛」の芽を見つけて大切にしていきたい。

 

現実や常識という風に向かって立っていたい。

 

僕の背中でそっと愛の花が咲きますように。

 

がまだせ、自分。