ミノリガタリ

1億円貯めて自給自足生活を目指すオッサンの闘いの記録

消費者として農協改革をどう見ればいいか

自民党のための農協改革

 

少し落ち着きましたが、少し前まで騒がれていた「農協改革」や「全農改革」。

 

なぜ、改革が必要なのか?

 

農業をしていない一般消費者にどのような影響があるのか?

 

結論から言うと、改革は必要ないですし消費者に影響はほとんどありません。

 

じゃあ、なぜ政府は躍起になって改革を推し進めようとするのか?

 

それは

「農家が減ると自民党の得票数が減るから」

です。

 

自民党の主な支援団体は日本医師会、そして全農(JAグループ)です。

 

JAグループから立候補する議員は自分の基盤である、地元のJAに選挙の応援要請をかけます。

 

時にはお金をばら撒きます。

 

地元の農家さんたちは、

「自分たちの利益が守られるなら…」

と、地元のJAグループから立候補した候補者に投票します。

 

ニュースで話題になった「農林族議員」とはこの人たちの事を指します。

 

この人たちは、地元の農家や農協の利益を守るために国会で発言したり、政治活動を行います。

 

もしここで、高齢化のために農家が減ったり、多くの農家に不利になるような政策を打ち出したりすると、自民党に票が集まらなくなり議席が確保できなくなります。

 

なので、政府はTPPについてはコメだけ特別扱いしたり、補助金ジャブジャブ出したり、肥料代や農薬代を安くさせようとして、 農業関係の票の獲得に必死なわけです。

 

農業は特殊な産業なので、農業だけ手厚く保護しても一般消費者は

「そんなもんか」

としか思えません。

 

そのため、反発も出ないのである意味やりたい放題なのです。

 

じゃあ、一般消費者はどうすればいいの?

 

と聞かれそうですが、しばらくは今まで通りでいいと思います。

 

できるなら、農業関係のニュースに興味を持って、農業体験をしてみたり、「農」を身近に感じて欲しいです。

 

家庭菜園始めるとかでもいいと思います。

 

農を身近に感じて、上っ面の情報に騙されないようになって下さい。