ミノリガタリ

1億円貯めて自給自足生活を目指すオッサンの闘いの記録

なぜサラリーマンはうつになるのか?

自営業とは違うのです

 

不定期ながらも出てきては世を騒がせる、サラリーマンの労働条件問題。

 

なぜサラリーマンは仕事でうつになってしまうのか?

 

もう削除されてしまったようですが、武蔵野大学の偉~い先生は

「起業した人は寝袋を会社に持ち込んで・・・」

と、頑張っている人を引き合いに出しています。

 

そこまで仕事を頑張れるのはすごい事だと思います。

 

が、根本的に間違っています。

 

この先生は最終的にツイッターの文章を削除して、

「言葉の選び方が乱暴だった」

と謝罪文を出されたそうですが、問題は言葉遣いではないのです。

 

そもそも、起業した人とサラリーマンは全く違うと考えていいでしょう。

 

マルコム・グラッドウェルは

天才! 成功する人々の法則

の中で、仕事に充実感を感じるには「自主性」「複雑さ」「努力に見合う報酬が得られる」の3つが必要だと言っています。

 

確かに自分からやりたいことをやれることは楽しいです。

 

単調な作業では飽きてきて、やがて苦痛になります。

 

努力してもしなくても一緒なら、サボっていた方がいいでしょう。

 

これらの点でサラリーマンと起業家を比べると、歴然ですよね。

 

まあ、サラリーマンの仕事でも「複雑さ」においては業界や会社によってはあり得ますが、「複雑さ」だけあっても、サラリーマンだと自分で仕事は選べないし、努力してもボーナスが数万違うだけで努力に見合った報酬が得られるとは言い難いです。

 

「それが嫌ならリスクを取って自分で起業しろよ」

という声が聞こえてきそうですが、そんなリスクを取りたくないからサラリーマンになったんですよ。

 

起業家にある「自主性」と「努力に見合った報酬」を捨てて、「安定した生活」を求めてサラリーマンになったのに、長時間労働で生活まで捨てざるを得なかったらうつになっても全然不思議じゃないですよね?

 

これがわからない人が、偉そうに起業家や自営業者を引き合いに出してサラリーマンを避難してふんぞり返っているから、いつまでたっても日本の労働環境は改善しないのです。

 

まあ、農家も似たような状況なんですけどね。

 

この話はまた今度にしましょう。