農薬も防衛費も基本的には同じ 恐怖と不安を煽ることで地位を確保している
なぜ良い関係は報道されないのか
定期的にお隣の国を叩いたり、アメリカ大統領の発言一つで一喜一憂したり、マスメディアは基本的に国際関係の悪い部分しか報道しません。
そりゃあ、そうでしょう。
「みんな仲良し」
なんて報道して、
「じゃあ、防衛費要らないじゃん」
なんてなったら政府から怒られるでしょうし、日本最大財閥に属する三菱重工がいっぱい作ってる兵器が売れなくなってしまいますからね。
ウチみたいな小さな化学品メーカーでも、戦闘機に使われるカーボンを生産してるし、国内で戦争というマーケットがなくなったら困る会社って結構あるんじゃないかな?
それはさておき、先日行った台湾では親日感がすごかった。
いたるところで日本をリスペクトした施設を見ることができたし、日の丸の旗も色んな所に掲げられてました。
みんなで日章旗に署名して下さいなんてのもあって、日本人から何か学ぼうという姿勢が強く表れてました。
タイに行った時も感じたんですが、アジア諸国で日本好きな国って結構あるんじゃないかと思います。
農業部門でも、ベトナムやフィリピンからの留学生や研修生と会う事が多いですし。
なのに、国際関係の報道では国際「問題」の報道ばかり。
ウソの報道はしてないと思うけど、「問題」の報道だけじゃなくて良い報告もしてもいいと思うんだ・・・
そこから新たな利益が生まれることもあるし、そろそろ恐怖や不安を煽って利益を確保するやり方は時代遅れなんじゃないかな・・・
「農業が儲からない」は大ウソ!?農家はある意味安定感抜群の職業かも
農業ってホントのホントに儲からないの?
「農業は儲からない」
「農家は生活が苦しいから、補助金が必要」
「農家の低収入を解消するために、農業資材の値下げが必要」
これらの説はもはや常識と化していますが、本当にそうなのか?
農水省の公表しているデータを使って計算してみました。
農業従事者は言わずもがな、農業をしてる人たちの人数です。
農業経営体とは農業経営を行っている団体のことで、1件の農家から農業法人などを含みます。
従事者平均は一つの農業経営体当りの農業従事者のこと。
これが2人/経営体という事は、1農業経営体は平均2人で運営されているという事。
これは多くの一般人が想像する、
「おじいちゃんとおばあちゃんが二人でやってる」
というイメージ通りではないでしょうか?
そして、1経営体当りの所得は496万円です。
約500万といったところでしょうか?
ここで別のデータがあります。
こちらの記事によると、2016年の世帯平均所得は542万円。
ただ、高齢者世帯の所得は297万円(2014年)。
農業者の6割以上が高齢者という状況で、約5百万円の世帯収入は果たして少ないと言えるでしょうか?
さあ、自分の収入と比べてみて下さい。
農家のご機嫌を取って、自民党が票を取るには補助金のバラマキは不可欠です。
そのためには
「農家は儲かってない」
というのが一番手っ取り早いです。
このデータは所詮「平均」なので、これをみてどう感じるかは見た人次第です。
個人的には農家の所得が低いのが問題なんじゃなくて、頑張っても頑張ってなくてもそれほど収入が変わらないことが問題だと思っています。
頑張ってもサボってる人と収入が変わらなければ夢も何もないですからね。
まあ、この状況は変わらないでしょうね。
これから新しく農業を始めたいと考えている人は、一般的な報道に惑わされないようにすることが第一歩ではないかと思います。
遠回りかもしれませんが、自分で調べるのが一番確実です。
台湾・高雄旅行記「農業編」
大規模でやる利点
台湾南部は基本的に「ちょっと前の日本」といった感じの街並みで、少し郊外に出ると結構大規模で農業をやっていたりします。
流石、南国だけあって移動中のバスの車窓から見ただけでも、パイナップル(写真上)、バナナ、スイカ、サトウキビなど、それらしい作物がたくさん植えられていました。
特にスイカなんかは日本とは比べ物にならないほど植えられていて、見渡す限りのスイカ畑が広がっている地区もありました。
おそらく5haはあったんじゃないでしょうか。
そんな中、スイカやパイナップルを収穫?するのは手作業で行われていましたし、農薬散布か散水かをしている人は、機械ではなく背負式動噴でした。
テクノロジーとしてもかなりローテクですが、おそらく農薬自体の散布量も日本と比べて格段に少ないと思われます。
データで見るとはっきりわかると思うのですが、ゴミ捨て場に捨てられている空ボトルを見ても、ほとんどが肥料のものであったことからも農薬使用量の少なさが見て取れました。
別に、「だから台湾の方が良い作物づくりができている」というわけではありません。
単収で見れば、日本の収量の方が多いはずですし、品質も日本の物の方が圧倒的に良いでしょう。
レストランなどで出てくるフルーツを見れば一目瞭然です。
では、なぜ台湾ではそれほど農薬を使わなくて済むのか。
それは、「大規模でやっているから」です。
大規模でやると何が良いかというと、まず「同じ面積当たりで養わなければならない人」の数が違います。
日本では0.5haで家族4人が生活する分のお金を稼がなければならないところ、台湾などの場合では2haで4人分を稼げば良いという感じでしょうか。
この場合は同じ面積当たりの収入が4倍ないと、日本では台湾の収入に追いつけません。
もちろん物価の差があるので、一概には言えませんが。
このため、日本では少ない面積で多くの収穫を得て、高い品質を確保するために肥料をたくさん使ったり、農薬を撒く手間をかけないといけません。
まあ、この辺は土地柄というのもあるんですが、基本的に日本は農家が多過ぎるのです。
話が台湾旅行から脱線してしまいましたが、台湾の農業は(実際は知らないけど)日本に比べてまだまだゆとりがあるという事です。
さらに、台湾には日本人技師・鳥居信平さんが作った環境一体型の地下ダムがあり、なんと90年のうちに大きな整備はたったの3回だけという驚異的な記録を誇ります。
こちらはまた別の記事で詳しくお話ししますが、とにかく農業については台湾は日本より可能性がたくさんあっていいなと感じました。
定年したら南国でのんびり農業しながら暮らしたいなあ・・・
たぶん台風で一喜一憂しなきゃならないんだろうけど。
クソ寒いので、台湾に行ってきました
「こんにちは」よりも「ありがとう」
日本は寒いので、台湾に行ってきました。
日中の気温は25度。
暖かいというよりもむしろ暑くて、半袖でも汗かきました。
帰ってきた途端に、また寒いですが・・・
一応言い訳しておきたいのは、仕事です。
台湾の農業、食、宗教、風俗などは後々語るとして、海外旅行に行くたびに思うのは、現地語で「こんにちは」というよりも「ありがとう」という事の方が圧倒的に多いという事。
イタリアなら「チャオ」よりも「グラッツェ」。
タイなら「サワディーカップ」よりも「コップンクラップ」。
そして台湾では「ニイハオ」よりも「シェイシェイ」。
日本に帰ってくると、あんまり「ありがとう」って言わない気がします。
「すみません」はよく言うけど・・・
明日からはもう少し、周りに感謝を伝えたいと思います。
自分探しの旅なんてしょうもないと言われるけど、今回は良い自分が見つかりました。
捨てたもんじゃないね、自分探し。
封神演義→ビン→キングダムをイッキ読み!?「小説十八史略」が掘出し物だった
中国史好きならぜひ
じいちゃんの遺言?で読むことになった「小説十八史略」。
カバーは日焼けしてるし、初版は昭和52年だし、最初は開くのも億劫でしたが、意外や意外、読み進めてみるとなかなか面白い。
まず、時代の流れが
の流れになっているので、これらの漫画好きとしてはたまりません。
知っている人たち?が活躍すると、
「そんなこともあったなあ」
と、思い出話をしているような気持ちになれます。
実際は会ったこともないけど。
そして、漫画の方も結構史実に忠実に描かれているんだと驚かされます。
封神演義はまあ・・・別として。
漫画では描かれていない歴史の裏話なども詳しく書かれているので、自分で脳内補完するのも楽しみ方の一つかと。
十八史略を読んだ後、もう一回漫画をおかわりしたくなります。
計6巻の第1巻で秦王政が中華を統一してしまいますが、続きが楽しみです。
はよ三国志の時代来ないかな・・・
言葉遣いもやさしく、昔の本の割に読みやすいのも良いです。
地味にみかん県・熊本からお届け!袋掛けみかん「夢味」が新感覚
夢のような甘さ
やっぱり冬はこたつにミカンでしょ。
ウチこたつないけど。
先日のデコポンに引き続き、熊本県民でも中々知らないJAれいほくの袋掛けみかん「夢味」いただきました!
JAれいほくは、天草という熊本県でありながら長崎県と間違えられやすい地区にある、小さなJAです。
が、小さいながらも色々工夫されていて、こんな取り組みもされています。
おいしいみかんの見分け方や、みかんのおいしい食べ方などが発信されているので、実際に注文する気が無くても、一見の価値ありです。
規模が小さいJAほど生き残りをかけて色々と面白い取り組みをやっていたりするので、地元県のJAのwebページとかをチェックしてみるのも面白いかもしれません。
さて、肝心の袋掛けみかんはというと・・・
サイズはこんな感じでミカンとしてはかなり小玉サイズになります。
中身もこんな感じ。
見比べてもらうとわかると思いますが、前に紹介したデコポンと比べて色が濃く、味がぎゅっと詰まっているんだろうなという印象。
実際のお味はというと、甘い!
これがミカンの甘さ?というぐらい甘いです。
極限まで甘さを追及したためか、ミカン特有の酸味はほとんど感じませんので正直ミカンかどうかあやしいですw
酸っぱいのが好きという方はデコポンの方をオススメします。
新味覚ミカンを試してみたい方はぜひ注文してみて下さい。
・・・なんか宣伝みたいになっちゃった。
ダマされないで!オーガニック野菜の裏側
オーガニックが悪いわけではないのです
健康志向の高まりからか、「無農薬」や「オーガニック(有機)」の米や野菜、それを使った料理を売りにしているお店などを見かけます。
その事自体は悪いことではないのですが、これらの付加価値がつくとどうしても一般のものよりお値段が上がってしまうのが世の常。
せっかく高いお値段を払うなら、美味しく頂きたいですよね。
ですが残念な事に、無農薬やオーガニックを謳って不当に高い値段をつけているお店もあります。
そんな手にダマされないために、オーガニックの正しい知識を身につけましょう!
野菜の種類を見極める
野菜は種類によって、様々な特徴があり無農薬でも当然のように育ってくれるものがあります。
そういう野菜はわざわざ無農薬と言っていないお店でも、無農薬、オーガニックのものが食べられます。
そんな野菜をドヤ顔で
「オーガニック野菜のサラダです」
と、出してきて、挙げ句の果てに高い料金を請求されたなら怒っていいと思います。
無農薬が当たり前なお野菜はこちら
1.キノコ類
まあ、野菜かどうかは微妙なところですが…
キノコは正確に言うと植物ではなく、菌類(カビとかと一緒!)なので、農薬をかけると死んでしまいます。
なので、キノコはどこで買ってもどこで食べても無農薬です。やったね。
2.もやし、豆苗などのスプラウト類
ダイエットなどで話題になった「ブロッコリースプラウト」など、芽吹いてすぐの状態で頂くスプラウト類。
これらは栽培期間が短く、単価も安いため農薬をかけると逆に大損になってしまいます。
そのためこちらも市場に出回っているものは100%無農薬と言っていいでしょう。
また、ベビーリーフなどもスプラウトほどではないですが出荷までの期間が短いため、無農薬のものが手に入りやすいです。
これらの野菜ばかり使って、「オーガニック」や「無農薬」を謳っているメニューやお店には、わざわざ高いお金を払う必要もないでしょう。
抜群に味が良ければ話は別ですが。
この他にも、比較的安価で簡単に手に入る無農薬野菜は結構あります。
そういうものを多用しておいて、オーガニックなどと称して値段を釣り上げるのはいかがなものかと思います。
もし他にも
「無農薬で簡単に手に入るよ!」
てな野菜があれば、お教え下さい。
逆にいうとそういう野菜は自宅でも無農薬で簡単に作れるはずです。
まずは自分で作って体験してみましょう。
それがダマされないための第一歩です。