「農業が儲からない」は大ウソ!?農家はある意味安定感抜群の職業かも
農業ってホントのホントに儲からないの?
「農業は儲からない」
「農家は生活が苦しいから、補助金が必要」
「農家の低収入を解消するために、農業資材の値下げが必要」
これらの説はもはや常識と化していますが、本当にそうなのか?
農水省の公表しているデータを使って計算してみました。
農業従事者は言わずもがな、農業をしてる人たちの人数です。
農業経営体とは農業経営を行っている団体のことで、1件の農家から農業法人などを含みます。
従事者平均は一つの農業経営体当りの農業従事者のこと。
これが2人/経営体という事は、1農業経営体は平均2人で運営されているという事。
これは多くの一般人が想像する、
「おじいちゃんとおばあちゃんが二人でやってる」
というイメージ通りではないでしょうか?
そして、1経営体当りの所得は496万円です。
約500万といったところでしょうか?
ここで別のデータがあります。
こちらの記事によると、2016年の世帯平均所得は542万円。
ただ、高齢者世帯の所得は297万円(2014年)。
農業者の6割以上が高齢者という状況で、約5百万円の世帯収入は果たして少ないと言えるでしょうか?
さあ、自分の収入と比べてみて下さい。
農家のご機嫌を取って、自民党が票を取るには補助金のバラマキは不可欠です。
そのためには
「農家は儲かってない」
というのが一番手っ取り早いです。
このデータは所詮「平均」なので、これをみてどう感じるかは見た人次第です。
個人的には農家の所得が低いのが問題なんじゃなくて、頑張っても頑張ってなくてもそれほど収入が変わらないことが問題だと思っています。
頑張ってもサボってる人と収入が変わらなければ夢も何もないですからね。
まあ、この状況は変わらないでしょうね。
これから新しく農業を始めたいと考えている人は、一般的な報道に惑わされないようにすることが第一歩ではないかと思います。
遠回りかもしれませんが、自分で調べるのが一番確実です。