狼と香辛料Ⅷ~対立の町<上>~
目的のある旅
狼と香辛料VIII 対立の町<上><狼と香辛料> (電撃文庫)
表紙や挿絵を他人に見られると、未だに偏見の目で見られるような環境にいるので、外で読むときはびくびくしながら読んでます。
家で読んどけ、というツッコミが入りそうですが・・・
イラストはともかく、商売の基本や通貨や土地の権利についてなど基本的な成り立ちがわかるので中高生にはオススメのシリーズです。
社会人は隠れて読んでください。
今回もホロとロレンスは甘々でしたが、ホロがだんだんロレンスに大して素直に好意を表現していくのが素敵でした。
こんな連れがほしいよ。
今回も色々と波乱があるのですが、やはり旅物語は「目的」があるから面白いのだと痛感しました。
目的があるから挫折や回り道があって、目的があるから挫折から立ち直れるし、回り道も楽しめるのでしょう。
今回のロレンスたちの回り道はどこに通じているのか、先が読めないのもこのシリーズの魅力です。
下巻に期待していますが、果たして年内に読む時間があるのか・・・?