【30代までに読んでほしい】AI時代に仕事を奪われないための2つのヒント
「好きなこと」を仕事にする
ここ数年、やたらと「こんな仕事はAIに奪われる!」という話題が飛び交うようになりましたね。
「自分の仕事は大丈夫だろうか?」と不安になる方も多いのではないかと思います。
ですが逆に考えると、単純作業やキツい・汚い・危険な仕事など、みんながやりたがらないような仕事をしなくてよくなるという希望的見方もできます。
では、我々人間はどんな仕事をして生活費を稼いでいけば良いのでしょうか?
もう10年以上も前の本ですが、梅田望夫氏の
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
にそのヒントが書かれています。
ヒントその1:組織に属さなくても学べる
今までの時代は専門的な知識や技術は、それを専門に扱っている学校なり企業に入る事ができなければ学ぶ事ができませんでした。
しかし今やブログやtwitter、YouTubeなどでかなりのレベルの知識や技術が公開されていますし、それはこれからもどんどん増えてくるでしょう。
つまりやる気さえあれば、自分の好きな事について自宅で学べる環境が整ってきているという事なのです。
梅田氏はこれを「学習の高速道路」と呼んでおり、実際に女流棋士の里見香奈女流五段は地方出身で女性というハンデの中、オンライン将棋での対局で腕を磨いてプロ棋士にまで登りつめたと言います。
限られた環境で「下積み」という名の順番待ちをしている人たちを、「学習の高速道路」を使って追い抜いていったのです。
他にもビジネスや料理、工作技術など、様々な知識や技術が公開されています。
情報の真偽を自分で見極めないといけない、という手間がありますが、これは学校の先生や会社の上司の言う事を思考停止して鵜呑みにしているよりよっぽど良い事です。
皆さんも一度ウェブやYouTubeなどで自分が気になる分野をキーワード検索してみてください。
結構なレベルのその道のプロが情報を公開していますよ。
ヒントその2:組織に属さなくても稼げる
今や多くのブロガー、Youtuber、アフィリエイターが組織に属さず個人で稼ぐ事に成功しています。
有名どころでいうと、ヒカキンさんやイケハヤさんなどがいますが、別に有名になる程稼がなくてもいいんです。
だって趣味が仕事なんですから。
サラリーマンが骨身を削って働いて、お金を使ってストレス発散している事を考えたら、好きな事を仕事にする事がいかに効率的か。
まあ、個人で稼ぐってなるとそれなりに努力が必要にはなるんでしょうけど、
「好きな事を仕事にするなんて甘い!」
って怒り出す人達の世代とは、もはや時代が違うという事なのです。
まとめ
結論、時代は常に流れていてその最先端はリアル世界からウェブ上に移りつつあるという事です。
もちろん現状ではウェブの情報の質は玉石混交ですしセキュリティの問題もあったりします。
しかしネットの世界は常に進化していて、10年前とは比べ物にならないほど進歩しています。
そんな中、10年以上前から「好きを仕事にする」時代が訪れる事を予期していた梅田望夫氏。
なんだかちょっと怖いぐらいなんですが、あなたも梅田氏の先読みの的中率を確かめてみて下さい。
自重筋トレ1ヶ月、効果とその感想は…?
三十路独男の挑戦の記録…
プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ
こういう筋トレ本とか嫌いだったんですが、ブラック労働に伴う運動不足解消のため試しに購入。
自重筋トレでジム通いが必要なく、本の他にお金が掛からなさそうな所が決め手になりました。
…ええ、貧乏性ですよ。
安月給なんで。
そんな事はさておき、この本の筋トレの効果なんですが始めた当初は
体重:64.7kg
体脂肪率:14.2%
だったのに対して、現在はというと…
体重:65.7kg
体脂肪率:15.6%
…増えとる!
まあ、これの大きな要因は年末年始の暴飲暴食でしょう…
きっと…
自重筋トレの真価が問われるのはこれからの1ヶ月のはず!
本の内容はというと、トレーニングする人の筋力に合わせて10のステップに分けられており、取り掛かりやすいです。
また各ステップ毎に更に初級者・中級者・上級者の3段階に分けられており、上級者の標準をクリアすると次のステップに進めるというようになっています。
ゲーム感覚でトレーニングできるので飽きにくいのです!
ちなみに僕は現在、
腕立て:6
スクワット:6
懸垂:4
脚上げ腹筋:7
ブリッジ:3
逆立ち:1
のレベルにいます。
ブリッジなど見慣れない筋トレも入っていますが、これがまた効くんです。
今後どこまでいけるのか…
定期的に報告します。
「無農薬」栽培は農薬に依存している!?
敵を作ることがビジネスになる
保険、医薬品、ダイエット技術、アンチエイジング、最近だとドライブレコーダー…
これらに共通しているのは、特定の「敵」を設定してそれに対する恐怖を遠ざけることを標榜しているところ。
将来への不安、病気に対する不安、肥満、老いに対する不安、交通事故に対する不安などを和らげる名目で宣伝されています。
それ自体はなんら悪いことではありません。
不安を取り除くことで豊かな人生を送れるのなら、高額な年金保険に加入しても安いもんでしょう。
しかし、必要以上に恐怖や不安を煽るのはいかがなものかと思うのです。
農薬と無農薬を巡る議論もその一つです。
現在無農薬の農作物を求める多くの人は、「農薬は危険」という常識に基づいて行動しています。
これは「無農薬」と言ってしまっている時点で否定できない事実です。
平成18年に農薬のポジティブリスト制度が定められてから、農薬による健康被害があったでしょうか? (流通段階における悪意ある混入を除く)
ポジティブリスト制度とはざっくり言うと、
「国が認めた農薬成分以外は残留していてはいけないよ。」
という制度。
もちろん、国が許可した成分であっても基準値オーバーはNG。
即出荷停止になります。
例え隣の畑から流入したとしても基準値越えはご法度なので、農家としては気を使います。
実際隣の畑から認可外(登録外)の農薬が流れてきて出荷停止というのもたまに聞きます。
農作物に健康被害を及ぼすような量の農薬が付着していることは、流通段階で意図的に混入させでもしない限り、基本的にはあり得ないのです。
この「基本的に」のところが、また別の落とし穴だったりするんですが…
これに関しては別の記事で触れます。
つまるところ僕が言いたいのは、
「農薬を使って栽培したものより健康にいいから」
という理由で、高いお金を払って無農薬の作物が欲しいですか?
ってこと。
まあ、味で納得してるんならそれでいいんですけど。
本当に「無農薬」を欲してるのは農家の方だったりします。
だって農薬代は浮くし、作物は高く売れるし、農薬による健康被害もなくなるしね…
「お前今さっき農薬は安全だみたいに言ってたじゃねえか!」
ってツッコミが聞こえてきそうですが、これには経口と吸引の違いと農薬成分の半減期のトリックがあるんですよ。
これについても、また別の記事で触れる事にします。
何か疑問やツッコミどころなどがありましたら、お気軽にコメント下さい。
農業界にいるとどうしても業界目線になってしまうので、他業界や消費者目線のご意見をいただけるととても助かります。
安全?危険?小説で農薬を知ろう
業界人が「ホントそれ」と思ってしまう1冊
農協や農家など農業の現場を取り巻く状況、農薬や種子メーカーの思惑、反農薬論者の言い分など、業界人が思わず唸ってしまうほど日本農業の現状に切り込んでいます。
農薬論者も無農薬論者も、本当に自分の意見を通したいならまず相手の言い分を知る必要があります。
今の農業の現状はどうなっているのか、どうすれば生産者と消費者が互いに納得できるのか、種子法廃止で日本の農業、食生活が変わるのは目の前です。
現実を知るための入り口としては、最良の一冊ではないかと思います。
農薬・無農薬の議論で消耗する人たち
なんで間を取れないんだよ・・・
先日参加できた有機農業の勉強会で、米だけじゃなく大豆も完全無農薬無肥料でできるという現実を知りました。
https://www.facebook.com/yuki.hity90/
そして有機栽培の方が農薬を使った場合よりも害虫発生が少ないという現実・・・!
こういう記事を見ると、
「農薬は毒だ!無農薬バンザイ!」
っていう人たちは勝ち誇ったように騒ぎ出すんですが、一方ではこんな事実もあります。
無農薬にこだわった農園が害虫によって今期のクリ拾いが絶望的になってしまったという悲しいニュース。
こういう記事を見ると今度は農薬や化学肥料で飯を食ってるメーカーや大学教授とかが
「ホラ、やっぱり無農薬は無謀なんだ!素人は何にもわかってない!」
と騒ぎだします。
どちらが正しくてどちらが間違っているのかというと、どっちも正しいしどっちも間違っているとしか言いようがありません。
作物によって育てやすいものもあれば、難しくて肥料や農薬が必要になるものもあります。
無肥料無農薬で育てられないこともないけど、それだと長期間収穫できなくて農家の生活が成り立たないような作物もあります。
そもそも土地によって向き不向きがあります。
そういうことを理解したうえで話し合わないと、いつまでたっても農業の研究は進まないし、消費者も偏った情報に流され続けます。
「無肥料無農薬でできる場合もあるし、できない場合もある」
専門家非専門家問わず、まずはこの基本的なことがわからない人が多すぎます。
現実はそう簡単に白黒つけられないってことを理解するには、「銀の匙」とかオススメです。
・・・まあ、こちらは畜産についての話がメインですが、「農」について理解する足掛かりにはなるんじゃないかと。
明日から「金持ち」が滑稽に見える!?貨幣の真実を知ると働く気無くすわ
何のために働くのか・・・?
を読んでのビットコインの利点欠点については過去記事
を参照していただくとして、お金と労働の根本的な話。
こちらのyoutube動画を見て思ったんですが、お金って基本的に「モノ」でしかないんですよね。
兌換紙幣であった1931年(昭和6年)までは日本円は金(黄金)と交換可能でした。
金の証明であったのです。
しかし、現在の日本円は不換紙幣。
金との交換を保証するものではなく、あくまでそれを管理している日本政府に対する信用貨幣になります。
つまり日本という国の情勢が不安定だと他国に判断されれば価値は急落します。
みんなの信用度合いで価値が決まっているという意味では、ビットコインも日本円も同じなのです。
もちろん、ドルやユーロなどでも同じです。
お金そのものに価値はなく、「みんながその価値を認めているから他のものと交換できる」という道具でしかないのです。
つまり、単体ではトンカチやトイレットペーパー以下なのです。
僕も含めて皆さんはそんな道具を得るために、日夜汗水たらして働いているのです。
お金が悪いとは言いませんが、みんなたかが道具を得るために一生懸命になりすぎじゃないですか?
以前にも書きましたが、自分ができることが増えればその分お金はかかりません。
色んな事情があるにせよ、必要なことが自分でできない人ほどお金が必要になるのです。
必死になってお金を稼ぐ人は周囲に「自分で自分のことができません」と標榜しているようなものなのです。
そもそも、生きる上でそんなにお金が必要ですか?
お金をかけてやっていることでも、ちょっと調べたら自分でできることなんていくらでもあります。
コピー用紙としても使えない紙幣や、ただの電子データでしかない銀行の残高を増やすために、鬱になったり他人に頭を下げたりするなんて馬鹿らしくないですか?
あなたの時間や労力、そんなに安いもんなんですか?
【騙され注意!】推奨する人は絶対言わない、ビットコインの裏側
スゴイ技術に隠れた落し穴
ネット上の、特にフリーランスで活躍している方々の間で話題の「ビットコイン」。
僕の周りでもブログ+農業や自給自足の生活スタイルを目指している人たちが興味を持っていて、初歩的な事は分かっていて当たり前という雰囲気。
なので、本当に今さらながら
で、勉強してみました。
非常にわかりやすくビットコインとブロックチェーンの特徴、歴史、現時点で利用できるお店、そしてこれからの展望がまとめられていて、入門書としては良い本だと思います。
ただ個人的に、ビットコイン自体については現状はあくまで株やFXなどと同様「投資」目的でしか利用場面がないと感じました。
利用できるお店などは日本ではまだ少なく、通貨としてはまだ未発達としか言えません。
「中央でコントロールしないので特定の国や機関の思惑で通貨価値が左右されない」
事が売りのようですが、そもそもそれは現状で国や機関が関与するほどの量が流通していないからです。
また逆に今後流通量が増えてくると、ブロックチェーンの要である「承認」に時間がかかります。
実際につい先月には「承認」の処理速度が追いつかないために、ビットコインの分裂騒動
ビットコイン分裂にまつわる3つの疑問をまとめて整理:モバイル決済最前線 - Engadget 日本版
が起きており、通貨としての価値はまだまだ安定しているとは言えません。
今後これはPCの機能向上によって改善されていくとは思われますが、「取引所」の思惑にも注意しなければなりません。
ビットコインには中央組織が存在しませんが、ビットコインを売買するための取引所は存在します。
今でこそ取引所の持つ力は小さなものですが、今後みんながビットコインを求めるようになると取引所の力が増していく事は言うまでもありません。
いくつかの大きな取引所が組合や協会などをつくってしまえば、結局それが中央組織のようになってしまうので、せっかくのブロックチェーンの利点も半減してしまいます。
残念ながら、ビットコインの普及にはまだまだハードルがあります。
しかし、これらの問題点は既存の通貨ではもっと大きな問題になります。
当然です。すでに中央組織があり、不正も横行しているのですから。
ビットコインの利点や欠点を過剰に煽る人が二極化しており、それに惑わされて極論に走ってしまう人が多いように感じます。
実際僕も極論を行ったり来たりして、今やっと中立派ぐらいの立ち位置に来たと思っています。
現状でビットコインをに手を出すなら、
- 余剰資金で
- リスク分散目的で
利用するのがベターでしょう。
イメージとしては「日本円が暴落した時の為のドル建て貯金」
みたいな感じでしょうか。
どんな通貨にもリスクはつきもの。
極論に惑わされず、自分で勉強して自分の意志でお金を使いましょう。