農薬は農家や消費者のためじゃなく、関連業界のために存在する
子供でも分かる簡単な話
無農薬で米はできてしまいます。
我々農薬メーカーにはつらい事なのですが・・・
我らが農薬工業会の切り札である資料では、
「無農薬だと、米は約3割の収量減になります」
と謳っております。
これ自体、色々とツッコミどころ満載の資料なんですが、そもそも全国的に米が余ってるんだから収量減ってもいいでしょ。
飢餓に悩まされてる国じゃないんだから。
「日本人は米を食べなくなった!けしからん!」
て怒るのは筋違いでしょ?
「それじゃ農家の収入が減ってしまうだろ!」
っていうツッコミが入りそうですが、高い高いと叩かれている農薬や化学肥料を使わなければかなりのコストダウンになります。
つまり、支出が減ります。
さらに「無農薬無化学肥料」という付加価値で米の単価も上がります。
「無農薬で収量が減ると農家が困る!」
と息巻いている人たちは、足し算と引き算ができないんだと思います。
僕の知っている農家さんたちで収支はトントン、もしくは慣行栽培よりも多くなるくらいでしょうか。
結局、米に限って言えば肥料・農薬などの資材業者、大学の権威などが見栄や既得権益を守るためにきちんとした研究をしないことが、農家や消費者を苦しめてるんですよ。
年が明ければ、研究会の農家さんたちが今年の無農薬無化学肥料の収量などをまとめてくれます。
それを元に計算すれば、答えが明確な答えを示せると思います。