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【週刊ダイアモンド続報・その2】産地偽装疑惑の「京山」はJAグループから切られてしまうのか?

これで騙される人っているの?

 

 

2月上旬に週刊ダイアモンドで取り上げられた、JAグループ京都の米卸業者「京山」による、お米の産地偽装疑惑。

 

あれからどうなったのでしょうか?

以前取り上げた続報・その1はこちら↓

otonachallenge.hatenablog.com

 

4/2現在、京山側からは第13報まで発表されています。

株式会社 京山-大型精米と米穀卸業のお米の専門メーカー「京山」

 

特に見ていただきたいのが、第11報。

 

産地偽装はなかった」という結論なのですが、特に見ていただきたいのが監査に参加した監査士の名簿です。

 

なんと、21名全員がJAグループ京都の人間で構成されています。

 

その1でも書きましたが、「京山」はJAグループ京都の一員であり、JA京都中央会はグループのボスみたいな立ち位置になります。

 

今回の調査で不正があったとまでは言えませんが、裁判の証拠と考えるといささか不十分なものです(京山は2月中旬に訴状を提出済み)。

 

13報では今回取ったサンプルを、ダイアモンド社が調査を依頼したのと同じ分析業者に提出したとのことですが、そもそもサンプル自体が怪しいので結果を丸々信用できるかは微妙なところです。

 

ダイアモンド社も記事を書いた時点で、そこまで予想していなかったはずはないですし・・・

 

今後考えられるシナリオとしては、

 

次の検査で産地偽装が認められる

JAグループ京都全体ではなく「京山」の責任のみ追及される

JA京都中央会から京山に指導が入り、役員の辞任でお開きになる

 

の可能性がもっとも高いと思われます。

 

典型的な「トカゲのしっぽ切り」になりそうな予感です。

 

まあJAグループに限ったことではないですが、事の顛末としては退屈な結果ですよね。

 

京山は1週間に約1報のペースで報告を上げているので、4月中に展開が変わるかもしれません。

 

裁判の結果は遅くとも訴状提出から半年以内には出るみたいなので、8月中旬には答えが出ていることでしょう。

 

ちなみに、ダイアモンド社が運営するWebニュースサイト「ダイアモンドオンライン」では2/15以降、この件については何の記事も上げられていません。

 

こっちはこっちで何を考えているのやら・・・

 

まさか白旗を振っているわけではないと思うのですが・・・

 

今後の展開に期待です。