【家庭菜園】「マメ科植物は肥料いらず」は本当か?完全無肥料で枝豆を育てた結果
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マメ科植物の根には根粒菌という菌が共生し、植物の生育に欠かせない窒素を空気中から取り込んでくれるので、窒素肥料は少なめでいい。
というのが、現代農業の常識でした。
超絶ケチで、超絶ズボラな僕がこんな事を聞けば、
「じゃあ完全無肥料でもある程度できるんじゃね?」
と考えてしまいます。
今年やってみたベランダでのプランター栽培の結果をご覧ください。
- 準備したもの
土
土自体に肥料が含まれていると意味が無くなってしまうので、ホームセンターで肥料が入っていない野菜用の培土を買ってきて、プランターに入れてタネを蒔きました。
さらに万全を期して?土の中でも痩せていると言われる赤土を使用し、徹底的に厳しい環境を用意しました。
タネ
タネは市販のものを買ってきましたが、若干の欲が働いて
「ビールと合う」
と聞いた黒大豆を植えてみました。
- 育て方
苗作り
水を含ませたスポンジにタネを蒔いて、発芽したものをプランターに移植しましたが、
ものの見事に失敗しました。
なぜかそれ以上育たなかった…
タネの袋や野菜作りの本などには、鳥にタネを食べられてしまうから苗作りをした方がいいと書いてあったりしますが、直播でも問題ありませんでした。
- 病害虫
ネキリムシ
ほぼ唯一困らされたのがこいつでした。
1つのプランターに2株植えたんですが、何故か片方の株だけまっすぐ伸びず根元から折れ曲がってしまっていました。
土の中を探って見ると、全長2センチ程のイモムシが!
すぐに移植ゴテですくってプランターから追い出しました。
発見が早かったからなのか、株が枯れ上がることもなく一応は収穫までこぎつけました。
皆さんも株元に白い筋が入って茎がまっすぐ立たなくなってきたら、勇気を持って株元を掘ってみて下さい。
そこには奴らがいるかもしれない…
- 結果
収穫できた!が…
2株合わせてこの数です。
収穫はできたけどこの数では…
原因として考えられるのは
- 夏場の高温と水不足
- 痩せた土だったので根粒菌が少なく、窒素の取り込み量が少なかった
- 単純に無肥料栽培の限界
と言ったところでしょうか?
ネキリムシの影響は、やられた株もやられてない株も収穫量は変わらなかったのでほぼ無いと考えています。
もし僕が農家だったら確実に餓死してるレベルの収穫量ですね。
まあ1年目だしこんなもんだろうという感想です。
完全にゼロではなかったですしね!
来期は着花期に高温に当たらないように早めに植えるのと、地力が旺盛だとされる黒土を混ぜてやってみたいと思います。
- まとめ
枝豆は無肥料無農薬でも収穫できないことはない
土作りや栽培計画など、事前の準備が必要である可能性が高い